地中海学会研究会 RESEARCH MEETING

2016.06.16

研究会のお知らせ(7月23日)

下記の通り研究会を開催します。奮ってご参集下さい。

テーマ:ドラクロワ作《キオス島の虐殺》におけるギリシア人をめぐって
発表者:湯浅 茉衣氏
日 時:7月23日(土)午後2時より
会 場:首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス
(東京都千代田区外神田1-18-13秋葉原ダイビル12階
JR秋葉原駅から徒歩1分,つくばエクスプレス秋葉原駅から徒歩2分,
東京メトロ日比谷線秋葉原駅・末広町駅から徒歩5分)
http://www.tmu.ac.jp/university/campus_guide/access.html
参加費:会員は無料,一般は500円

《キオス島の虐殺》は,ドラクロワがサロン(官展)デビューから2年後の1824年に発表した,初めての本格的な歴史画であり,ギリシア独立戦争を大画面で扱った最初期の作例である。本発表では,その制作過程を詳細に辿ったうえで,当時のフランスで高揚していた親ギリシア主義の流れと関連付けながら,画家の制作意図を探る。さらに,批評家を大いに困惑させた画中のギリシア人犠牲者の独特な肌の表現についても考察を試みたい。