2020.08.05
研究会のお知らせ(9/5)
4/11に予定していた研究会を下記のようにオンラインで実施することになりました。
参加を希望される方はお手数ですが、まず以下のGoogleフォームで参加登録の手続きをお願いいたします。
参加登録をされた方には、後日メールで Zoomアドレス等の詳細についてご連絡いたします。
会員・非会員ともに参加費は無料です。
参加受付先: https://forms.gle/mqceXTLNomnuv9Ry6
題 目:ニコラ・プッサンの風景画に見る官能的快楽のテーマ
発表者:瀧良介(東京大学人文社会系研究科博士課程)
日 時:2020年9月5日(土)14時~16時
場 所:オンライン会議システム(Zoom)
要 旨: ニコラ・プッサンの晩年の風景画は、ヴェネツィア派の牧歌的風景の伝統を踏襲しつつも、突如そこに挿入される破滅的な出来事の存在によって、同時代の画家の作品の中でも異彩を放つ。本発表では、プッサンが特に好んで描いた蛇と嵐の両モティーフの出自を、ペトラルカと後続の詩人たちによる自然界の官能的快楽に対する戒めの議論に求め、この人文主義画家が風景画という新興ジャンルに向けた両義的な視線について検討する。