2021.07.13
研究会のお知らせ(8/7)
6月に予定していた研究会は、8月7日にZoomによるオンラインで実施します。参加を希望される方はお手数ですが、まず以下のGoogleフォームで参加登録の手続きをお願いいたします。参加登録をされた方には、後日メールで Zoomアドレス等の詳細についてご連絡いたします。会員・非会員ともに参加費は無料です。
参加受付先:https://forms.gle/U6JPFWzRxF5yWK8t8
なお、前回すでにお申込みいただいた方々は、再度お申込みいただく必要はありません。こちらからZoomのアクセス先をご連絡いたします。
題 目:トリグリフを有する祭壇 —地表近くに計画された構築物
発表者:川津彩可(早稲田大学理工学術院総合研究所 招聘研究員)
日 時:2021年8月7日(土)14時~16時
場 所:Zoom
要 旨:供犠の行為を日常から行っていた古代ギリシアでは、犠牲となった獣を祭壇で焼き、神々に捧げ、集まった人たちと共に肉を食した。神殿建築をはじめドリス式のオーダーで建てられた建築では、通常、トリグリフやメトープで構成される装飾帯のフリーズが建物の軒部分を綾なしていた。一方で、地面の近くにトリグリフが割付けられた構築物の例も散見され、その出現はアルカイック期にまで遡る。このような地表付近にトリグリフが配された祭壇について、ケルキュラ、シュラクサイ、コリントス、ペラホラ、メガロポリスなどの遺構を巡りながら、その特徴や性質を考察する。