地中海学会研究会 RESEARCH MEETING

2015.02.21

研究会のお知らせ(4月18日)

下記の通り研究会を開催します。奮ってご参集下さい。

テーマ:中世末期イタリア都市と奴隷 ─フィレンツェとピサの事例から
発表者:濱野 敦史氏
日 時:4月18日(土)午後2時より
会 場:東京大学本郷キャンパス法文1号館2階215教室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_01_j.html
参加費:会員は無料,一般は500円

中世末期のイタリアでは、奴隷が利用されていた。地中海で活動したイタリアの商人は、こうした奴隷を黒海周辺などから持ち込んでいる。中北部イタリアにおいて、奴隷を購入したのは大都市の住民であった。本発表では、トスカーナの主要都市であるフィレンツェとピサの事例を取り上げ、そこでの奴隷という存在について考察する。従来の研究では取引や法的扱いにおもな関心があったが、それ以外の側面にも注目してみたい。